【JBCC】サウンドトゥルー貫禄走 高木師「青写真通り」
「JBCクラシック・Jpn1」(4日、京都)
これぞ貫禄のフットワークだ。前年覇者サウンドトゥルーは31日、大野を背に美浦坂路へ。1本目に4F72秒4で足慣らししてから、2本目で4F53秒4-38秒9-12秒7を刻んだ。単走ながら自らピッチを上げていき、活気のある走りを披露。主戦は「しまい重点で強めくらいだったが、無理せずに時計が出ましたね。硬くなりやすい馬だけど、走りに柔らかさがあるし、状態は良さそう」と好調を約束した。
秋は日本テレビ盃(3着)から始動して本番へ。これまで4年連続で同じローテを歩んでおり、仕上げ過程に抜かりはない。前哨戦について、高木師は「結果的にスタートでの後手が響いたが、最後は同じ脚色で上がっている」と悲観はしていない。「叩き良化型だから。一度使って調子を上げている。ここまで青写真通り」と力強くうなずいた。
初めてJRAを舞台に行われる砂の祭典。連覇、そして06年タイムパラドックス以来の8歳馬Vに向けて期待は膨らむばかりだ。大野は「さばきやすい(地方の)交流戦と違い、中央馬が多い中での競馬だから立ち回りが鍵」と攻略をイメージする。大井と船橋で行われた近3年は【3】【2】【1】着。真の強者は舞台を選ばない。