【JBCS】グレイスフルリープ初V ルメールG1級レース7勝!年間最多記録更新
「JBCスプリント・Jpn1」(4日、京都)
史上初の中央開催となったJBC競走。スプリントは4番人気グレイスフルリープが、うれしい国内統一G1初制覇。ルメールは新記録となる、JRA主催G1・4週連続勝利となった。
今週もルメールだ。絶好調の鞍上に導かれた8歳馬グレイスフルリープが、44戦目にして初めて、国内ビッグタイトルを手に入れた。道中は逃げる1番人気のマテラスカイを射程に入れ、抜群の手応えのまま直線へ。1完歩ずつ差を詰めると、首差かわしたところがゴールだった。
ルメールは秋華賞、菊花賞、天皇賞・秋に続き4週連続でJRA主催のG1級レース勝利、そして同じくJRA主催のG1級レース7勝の年間最多記録も更新した。この秋、淀で3度目のお立ち台に上がった鞍上は「止まりませんね」とマイクを向けられると、「止まりませんね」と笑顔で返し、「武(豊)さんの後ろで完璧なレースができた。いつも、いい気持ちですね」と満足げに語った。
開業3年目の橋口師にとっても大きなタイトルだ。JRAの重賞初制覇がJpn1。しかも、父の橋口弘次郎厩舎(解散)から引き継いだ同馬での戴冠に「本当にうれしいの一言です。今までにないくらいに声を出して応援してました」と喜びもひとしおだ。
「昨年のコリアスプリントを勝ってから目覚めましたね。体つきも若々しいし、自信をつけた感じです」。8歳の今も止まらぬ進化。9歳を迎える来年、今度はチャンピオンとして、大きな仕事をやってくれそうだ。