【マイルCS】エアスピネル、悲願戴冠ユーイチに託す 笹田師は体調面での不安一蹴
「マイルCS・G1」(18日、京都)
悲願のビッグタイトルをたぐり寄せるか。富士S4着から臨戦するエアスピネルは16日朝、栗東の角馬場で調整。6日に軽い熱発があったが、「1日で治まったし、競馬にはきっちり間に合った。G1に向けての仕上がりにはなっている」と笹田師は体調面での不安を一蹴。順調さをアピールした。調教後馬体重は前走と同じ478キロ。「輸送も京都なので。あまり変わらないと思います」と気にはしていない様子だ。
今回は通算7度目のG1挑戦。引き当てたのは7枠14番だ。「競馬が上手ですし、ゲートが悪い馬ではないので、枠はどこでもいいと思っていました。あとは騎手がうまく乗ってくれれば、結果は出ると思います」と、指揮官は泰然自若とした口ぶりでコンビ2戦目となる福永に信頼を寄せる。
昨年は栄冠に手が届いたかと思いきや、ペルシアンナイトにゴール前で鼻差かわされ悔しい2着。「勝ち切れないところはある」と師はもどかしさを隠さないが、「デビュー以来掲示板は外していないし、安定している。G1を勝てる力は持っているし、チャンスはあると思います」とリベンジに燃える。迎えた5歳の秋。まだ見ぬ頂点を目指して歩みを進める。