【ジャパンC】サンダリングブルー体調バッチリ “超強豪”に善戦…末脚に天賦の才
「ジャパンC・G1」(25日、東京)
05年アルカセット以来の外国馬Vを目指し、欧州から2頭の芦毛が襲来。アイルランドのカプリ(牡4歳)は、愛ダービー&英セントレジャー覇者で、実績は昨年5着のアイダホを上回る。G1で好戦を続けるイギリスのサンダリングブルー(セン5歳)とともに、日本馬の連勝を食い止めてみせるか。
イギリスのサンダリングブルーも不気味な存在だ。ここまでG1タイトルこそないものの、安定した走りが売り。3走前の英インターナショナルSでは“キングジョージ”を制したポエッツワード、エクリプスS覇者ロアリングライオン、英2000ギニーを勝ったサクソンウォリアー、ドバイターフVのベンバトル、愛ダービー馬ラトローブなど、超のつく強豪を相手に3着とした。
前走のカナディアンインターナショナルは、デザートエンカウンターの2着。ムニュイジエ師は「仕掛けが少し早かった。ただ、いい走りができたし、G1馬にも先着したので自信になった」と振り返る。「末脚の良さは天性のものがあるよ」。府中の長い直線で持ち味を発揮し、日本馬の牙城を切り崩すか。
サンダリングブルーは20日、競馬学校のダートコースで軽めのキャンターを行った。ムニュイジエ師は「体調は引き続き良好で、カイバもよく食べています。馬の機嫌も良く、動きもスムーズでした」と満足げ。21日に東京競馬場へ移動する。「馬の様子を見ながら具体的な調教内容を決めていきたい。追い切りは22日か23日に行いたいと考えています」とコメントした。