「ガールズグランプリトライアル」（２２日、小倉）

　Ｇ１・競輪祭の３日目にガールズグランプリトライアル決勝が行われ、１１ＲのＢ組は梅川風子（２７）＝東京・１１２期・Ｌ１＝が最終バックからインまくりで１着。初のガールズグランプリ（１２月２８日・静岡）出場を決めた。１２ＲのＡ組は児玉碧衣（２３）＝福岡・１０８期・Ｌ１＝が最終２角からまくって１着。こちらは今年の獲得賞金額１位＆トライアル優勝で出場することになった。

　梅川は「（あいた）コースを行くしかなかったですね。（レースで）冷静に入れたのが勝因です。（ホームバンクの）京王閣の人たちのおかげで勝てました」と、大逆転で出場できたことに笑顔だった。

　児玉は「緩んだところを見極めて仕掛けられました。（小倉は）３角で止まるので、そこを乗り越えられたので優勝できたと思いました。地元で優勝ができてうれしいです。ファンの声援も力になりました」と喜びを爆発させた。

　この結果、ガールズグランプリ２０１８出場選手が決定した。今回の優勝者（児玉碧衣、梅川風子）に加え、今年の獲得賞金額上位５人（石井寛子、石井貴子＝千葉、高木真備、鈴木美教、尾崎睦）が年末の大一番に臨む。奥井迪（東京）は獲得賞金額７位ながらも、次点となった。

　滑り込みの７番手で出場権を手にした尾崎は「１１Ｒで梅川さんが優勝して『ヤベー』って心の中で思った。自分が優勝するか（児玉）碧衣ちゃんか（高木）真備ちゃんが優勝しないと出られないから焦りました」とレース前の心境を明かした。

　鈴木は１１Ｒで２着に入り、自力で地元のガールズグランプリ出場を決めた。「本当にうれしいです。静岡開催が決まってから出場することだけを考えていたのでホッとした。ただ今の脚力ではグランプリを勝てない。ここから１カ月しっかり練習をして地元戦に備えたい」と気持ちを切り替えていた。