【ボート】松田祐季、先輩に追いつきたい!後輩に負けられない
「北陸艇王決戦・G1」(4日開幕、三国)
冬の北陸を舞台に、ボートレース界の強豪が集結し、寒さを吹き飛ばす熱い戦いを展開する。三国ボート「開設65周年記念 G1・北陸艇王決戦」が4日から9日の6日間にかけて開催される。シリーズの開幕に先駆けて、ここでは総展望、そして注目選手として松田祐季(32)=福井・98期・A1=に地元周年への意気込みを直撃した。
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-今年も残り1カ月。一年を振り返ると。
「今年の前半は2月にFを2回切ってしまったことで、4~6月が走れなかった。ボート人生でこれまで事故パンになったこともなかったので、集中して走れなかったです」
-その状態でもA1をキープした。
「このしんどかった経験は、今後にプラスに生きると思います」
-前期(5~10月)は7点超えの勝率をマーク。
「でもあまり記念は走ってないですからね。今後の目標は記念でも活躍して、同じような勝率を残すことです」
-現在の取り組みは。
「勉強のためにペラを叩き始めました。今まではそのまま乗るケースが多かったけど、それではエンジンがどれだけ良くなるか分からないですから。時間はかかると思うけど、今後を考えるとプラスになると思います。習得できるように頑張りたいです」
-今年は同県の先輩・中島孝平がグランプリに出場する。
「自分と違ってこれまでの蓄積があるし、レース場に入るまでの予行演習もすごい。自分は全くやらずに入るから負けても仕方ないと思っていたけど、このままではダメと教えられました」
-今回はその先輩の中島孝平を含めて、地元からは8人が出場する。
「これまでのG1は支部の新兵(一番の若手)だったけど、今回は後輩の下出卓矢と一緒。やっと開会式の選手宣誓の役割から解放されますね(笑い)」
-後輩と走れるのは楽しみ。
「年齢的に少し上の松村康太さんと同じ開催になると成績がいいです。同世代には負けたくないと思いますから。そういう意味では下出と一緒の開催になるのは楽しみ。負けられないし、やる気ができてきますね」
-この時期の三国の傾向は。
「三国はだいたい向かい風になることが多いけど、冬は急に追い風になることがある。その辺は気をつけてレースしたい」
-勝負は何号艇の時になりそう。
「今年は準優の2コースで失敗することが多かった。ただ三国はSがしやすいし、水面が広いので2コースでも大丈夫だと思います」
-近況の調子は
「11月の大村のG2・モーターボート誕生祭で優出できたし、悪くないと思います」
-最後に今回の抱負を。
「地元なので結果を残したい。優勝戦に乗れるように頑張ります」