【香港C】サングレーザー超絶進化 いざG1初制覇
「香港カップ・香港G1」(9日、シャティン)
今年は日本からG1馬6頭を含む精鋭9頭が香港に乗り込む。3勝を挙げた01年、2勝を挙げた15、16年に続く、複数レースでの勝利が期待される顔触れだ。特に注目されるのがカップ。秋初戦の天皇賞・秋で2着に好走したサングレーザー、昨年の秋華賞馬で重賞連勝中のディアドラが参戦。欧州ブックメーカーでは、その2頭が1、2番人気に推されている。
8月の札幌記念を快勝したサングレーザーが、続く天皇賞・秋でも2着に好走。マイル→中距離路線へシフトチェンジし、さらなる進化を遂げている。
次なるターゲットは香港C。国内最終追い切りとなった先月28日には、栗東坂路で4F52秒1-37秒3-12秒5をマークした。川上助手は「ビッシリやりました。リフレッシュしていい感じです」と体調の良さを伝える。
前走時は馬体が12キロ減っていたが「いくらか細かったけど、あれぐらいで大丈夫。今のところはいい感じで来ています」と仕上がりの良さを強調した。
札幌記念→天皇賞・秋のローテは、16年覇者モーリスと同じ。「二千でいい競馬をしているし、成長している。ジョッキーも引き続きモレイラなので期待しています」。名馬の足跡をなぞり、国際舞台でG1ホースの仲間入りを果たす。