【香港スプリント】ファインニードル万全デモ 春とは違う!リベンジ戴冠へ

 「香港スプリント・香港G1」(9日、シャティン)

 日本馬3頭が6日、最終追い切りを行った。スプリントに出走するファインニードルは伸びやかなフォームで万全の態勢をアピール。マイルのペルシアンナイトは、しまい重点に鋭い動きを披露した。また、カップのステファノスも順調に調整を終えた。なお、6日にゲート番が確定した。

 2度目の香港遠征となる春秋スプリント覇者のファインニードルが、決戦へ向け最終追い切り。シャティン競馬場の芝コースで躍動した。

 7F過ぎからゆったりとペースを上げ、直線では外ラチ近くを伸びやかな柔らかいフォームで、気分良さそうに駆け抜けた。4F49秒8-2F22秒6。高橋忠師は「追い切りは騎乗した川田の感覚で、無理することなく乗ってもらいました。春に香港で走った頃と比べて、馬もずいぶんと良くなっています」と万全の状態をアピールした。

 ゲート番は大外12番に決定。トレーナーは「内が良かったけど、仕方ないですね」と渋い表情。だが「有力馬が内にばかり入っているわけではないし、川田が乗り慣れた馬ですからね。まずはスタートを無事に決めてくれれば」と気持ちを切り替えていた。

 今春のチェアマンズスプリントプライズ・香港G1では、アウェーの壁にはね返され4着。しかし、今回はG1タイトルを一つ増やし、さらに成長した姿で戻ってきた。日本を制圧した豪脚を繰り出し、春のリベンジを果たす。

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