【競輪】松浦悠士が地元の広島で記念初制覇 準決で敗退した昨年の悔しさをバネに激走

地元で念願の記念初優勝を達成した松浦悠士
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 「ひろしまピースカップ・G3」(9日、広島)

 12Rで決勝戦が行われ、松浦悠士(28)=広島・98期・S1=が打鐘3角からカマした三谷竜生(奈良)追走から直線で抜け出して1着。地元バンクで記念初優勝を飾った。地元選手の広島記念制覇は2001年(49周年後節)の藤井久之(引退)以来17年ぶり。2、3着は小松崎大地、山崎芳仁(ともに福島)が入った。また、6Rで行われたブロックセブンは田中晴基(千葉)が1着だった。

 松浦が声援を味方に地元で激走を見せた。「高い目標として置いていた」と言う地元記念制覇を成し遂げた。

 準決同様に三谷の番手を回った決勝。道中は正攻法で運行、赤板で小松崎-山崎-和田圭(宮城)の北日本勢が動いたが、打鐘3角で三谷がすかさずカマす。離れず追走した松浦が直線で抜け出した。「三谷さんが頑張ってくれた。声援を背にゴールまで先頭で走れた」と笑顔で振り返った。

 昨年の地元記念は準決でゴール前に落車(滑入6着)。「今年は桑原(大志)さん、清水(裕友)君の記念優勝のときに同じレースを走った。次は自分という意識はあった」。涙を流した昨年の悔しさと、同地区の選手の活躍に刺激を受け、地元で結果を残した。

 「グランプリ出場の目標もある。近い位置にいると思うし、少しずつ階段を上がっていきたい」。松浦はさらなる高みを目指し、歩み続けていく。

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