【有馬記念】シュヴァルグラン上積みあり! ボウマン満足昨年3着の雪辱だ
「有馬記念・G1」(23日、中山)
昨年のジャパンC覇者シュヴァルグランは、栗東坂路でネプチュナイト(3歳500万下)を相手にきっちりと先着を決めた。攻め駆けしない同馬としては、4F53秒8-12秒5と上々のタイムでグランプリ奪取への最終デモを済ませた。
「いい追い切りを消化することができました。またがった感触も悪くないし、レースに向けての備えができているな、という印象を受けましたよ」。天皇賞・春(2着)以来、久々にコンタクトを取ったボウマンも満足げだ。
超絶レコード決着となった前走のジャパンCで4着。その反動が気になるところだったが、「馬体はチェックしましたが影響はないし、雰囲気的にもダメージはなかった。追い切りでも、この馬にしては追いだしてからの反応が速かった」と友道師は疲れどころか上積みをアピールした。
「昨年は不利があっての3着。あれがなければ2着はあっただろうし、ひょっとしたら勝っていたかもしれない」とボウマンは不利に泣いた昨年を悔しそうに振り返る。「(春の)天皇賞と比べると落ち着いている。結果を出したい」と今年に懸ける思いは強い。
当初はラストランの予定だったが、急きょ7歳となる来年も現役続行が決定。それも、力がまだ残されているからこそだ。3年連続の有馬参戦。「6→3→1着になるように頑張りたい」と友道師。豪州の剛腕を援軍に、三度目の正直でVをもぎ取る。