【地方競馬】ラーゴブルーが東京シンデレラマイル制覇 1番人気に応えて重賞V2
「東京シンデレラマイル・S3」(30日、大井)
開催5日目の10Rで行われ、1番人気のラーゴブルーが4角先頭の積極的な競馬で直線抜け出し、ゴール前は2番人気のニシノラピートの猛追を頭差で振り切って重賞2勝目を飾った。3着には差したコパノビジンが食い込んだ。なお、優勝馬は「第22回TCK女王盃・Jpn3」(2019年1月23日、大井)と「第65回エンプレス杯・Jpn2」(同2月27日、川崎)の優先出走権を獲得した。
ニシノラピートが逃げられず、エターナルモールとワカチナが集団を引っ張る意外な展開。断然の1番人気を背負った御神本訓も「アレッと思った」と振り返るが、それでも「状態も手応えも良く、自信を持って乗った」と、4コーナーでは早くも先頭に立つ積極的な競馬で押し切った。
JRA重賞2勝に加えてオークス3着、ジャパンカップ2着などの活躍を見せたデニムアンドルビーの半妹という血統で期待されたラーゴブルー。だが、JRAでは6戦未勝利で川崎へ移籍。名門・内田勝厩舎で立て直され、南関東ではこの日の勝利を含めて11戦8勝、2着2回と活躍を見せている。
鞍上の御神本訓は昨年8月に戦列復帰以来、ホームの大井での初重賞勝ちに「本当にうれしい。来年も気を引き締めて乗ります」と満面の笑み。内田勝師は来年のラーゴブルーについて「まずは馬の状態を見てからだが、交流重賞になるでしょう」と、古巣のJRA勢との戦いを見据えていた。