【京成杯】松浦はシークレットランに託す!
「京成杯・G3」(14日、中山)
好メンバーが集った東スポ杯2歳S。個人的には、カテドラルVSヴェロックスの再戦に注目していたが、終わってみれば11、4着。期待外れの結果に終わった。この世代はアドマイヤマーズとサートゥルナーリアが頭二つほどリードしている印象。この2強を追随するためには、崩れずに走れる“堅実さ”が必要になってくる。
期待を込めて、未勝利-葉牡丹賞を連勝したシークレットランに◎を託す。新種牡馬のダンカークは、産駒の傾向を見ると“母の長所”を引き出すタイプのよう。社台ファームを活性化させた3代母ダイナカールへと続く重厚な牝系から、同馬のような芝中距離型の活躍馬が現れても何ら驚かない。
レコードVの前走はやや展開に恵まれたものの、直線の坂を駆け上がるときの迫力はなかなかのもの。数字が増えた分だけパワーアップしており、確実性のある末脚は信頼度を増している。攻め気配は依然良好。走り慣れた中山で初タイトルを奪取し、自らの力でクラシックへの扉を開く。
葉牡丹賞で◎と好戦を演じた○ランフォザローゼスが2番手。こちらはダイナカール→エアグルーヴに派生したさらに強力な牝系。仕掛けどころひとつで逆転もある。▲ダノンラスターは、東スポ杯2歳Sの5着馬。フラフラして頼りない走りだったが、差のないところまで追い上げた。器用さに欠ける分、大外枠はかえっていいかも。素質は引けを取らない。以下、カイザースクルーン、カテドラル、カフジジュピターを連下に押さえる。(デイリースポーツ・松浦孝司)