【ボート】赤岩善生が、自身10回目の完全優勝でバトルトーナメントを制する
「ファン感謝3Daysバトルトーナメント」(14日、多摩川ボート)
12Rでファイナルが行われ、1号艇の赤岩善生(42)=愛知・82期・A1=がインから逃げて優勝。大会初、さらには、現役最多となる自身10回目の完全Vを飾った。2着は桐生順平、3着は田村隆信だった。なお優勝した赤岩は新設される「プレミアムG1・ボートレースバトルチャンピオントーナメント」(11月28日~12月1日・平和島)の優先出走権を獲得した。
今回が4回目となるバトルトーナメントだが、4連勝の完全Vは初めてだ。赤岩は、2014年4月の若松以来となる自身10回目のパーフェクトVで、並んでいた今村豊を抜いて単独トップに躍り出た。「小さくても記録。一歩一歩積み重ねているもので、何も恥じることはない」と胸を張った。
レースでは4号艇の桐生が襲いかかる。「1Mはしっかり回れた。2Mは完全に僕のミス」。2Mでは桐生の差しが入りかけたが、手塩にかけて仕上げたエンジンパワーで、追い上げを振り切った。
「一走一走、ひとつひとつの積み重ね。僕はそれしかないからね」。昨年は9年ぶりにグランプリに出場したものの、トライアル1st1回戦での不良航法で頂上決戦への道は絶たれた。今年も赤岩らしく、地道に勝利を重ねて、悲願の頂点への道を目指す。