【競輪】神山拓弥が大宮記念V2 4番手から直線強襲
「倉茂記念杯・G3」(20日、大宮)
開催最終日の12Rで決勝戦が行われ、神山拓弥(31)=栃木・91期・S1=が4番手から直線強襲で優勝。2014年の65周年に続く2回目の大宮記念制覇を成し遂げた。記念優勝は15年3月の名古屋以来で4回目。2着は単騎で大外を伸びた志智俊夫、3着には直線で伸びを欠いた平原康多が入った。
神山が3年10カ月ぶりにG3優勝を手にした。「前で頑張ってくれた同期の矢野さん、地元・平原さんのおかげです」と久々の美酒にも浮かれることなく、ラインに感謝した。
決勝は関東結束で3番手回り。番手の平原が最終バックで主導権を握った千葉勢に切り替えて抜け出すと、神山は平原の外を踏んで差し切った。
「平原さんを外から差し切ったのは自信になる。練習方法が間違っていないと思えた。今年の目標はG1で活躍すること。いままでG1は2回決勝に乗っているが6、7着で悔しい思い出しかない。自力選手の信頼を勝ち取れるように、一戦一戦頑張るだけです」
G3優勝は通過点で、狙うはG1優勝。次走はG1・全日本選抜(別府)。10年宇都宮、17年取手に続く決勝進出を果たし、G1初制覇に挑む。