【ボート】峰竜太が芦屋周年3連覇を達成「取れるタイトルは全部取りたい」
「全日本王座決定戦・G1」(20日、芦屋)
1号艇の峰竜太(33)=佐賀・95期・A1=がイン速攻で優勝。大会3連覇を達成した。通算では59回目、G1は9回目の優勝。2着は篠崎仁志、3着は岡崎恭裕と、地元勢が続いた。総売上額は約59億8000万円で、目標額(53億円)を大幅に上回る大盛況だった。
今年も“峰劇場”の幕開けだ。豪華メンバーが並んだ優勝戦でも、その強さを見せつけた。1周1Mで岡崎が奇襲の強ツケマイに出るも「頭の中に外(まくり)もあると思っていた」と慌てず騒がず。内艇の差しにも警戒しながらフルターン。圧倒的な逃げだった。「3連覇するために芦屋に来た。今節は本当にエンジンが良かった。(優勝した)過去2大会よりも出ていた」。気力、機力ともに他艇が付け入る隙はなかった。
今年のG1開幕戦を制したことで、早くも賞金レースを引っ張る立場になった。「G1でもSGでも、取れるタイトルは全部取りたい。今年も行けるところまで行きたい。芦屋は大好きなので2月の地区選も優勝したい」。目指すは2年連続での賞金王。峰の挑戦は、まだまだ始まったばかりだ。