【愛知杯】レッドジェノヴァ着実に上昇 念願のタイトルへ…牝馬なら実力上位
「愛知杯・G3」(26日、中京)
レッドジェノヴァはクラブ所有の5歳馬。繁殖入りまでのカウントダウンは、あと1年となった。「この春のテーマは、とにかくどこかで重賞を勝たせてあげること。適性を考えると天皇賞・春だって距離は持つと思う」。小島師の言葉にも力が入る。
重賞初挑戦となった京都大賞典は、G1・2勝馬サトノダイヤモンドに半馬身差の2着。続くエリザベス女王杯も、今回のメンバーでは最先着(4着)と、牝馬が相手なら実力上位は明らかだ。
2カ月半ぶりの実戦だが、年末から着実に乗り込みを重ねている。1週前は美浦Wでロードクエスト(6歳オープン)を0秒4追走し、最後は併入に持ち込んだ。「この後もしっかり乗って、それで大丈夫なら心配ない」と指揮官も自信をのぞかせる。
「課題を挙げれば左回りかな。右手前が短い傾向のある馬だから」とトレーナー。ここまで左回りは未勝利だけに、初の中京コースがポイントになるが、本格化した今なら、難なくクリアしてもおかしくはない。初春の桶狭間で、念願のタイトルを手に入れる。