【シルクロードS】ラブカンプー良化途上 森田師「去年の夏の頃の方が…」

 「シルクロードS・G3」(27日、京都)

 最後まで指揮官のトーンは上がらなかった。ラブカンプーは23日、栗東坂路で同じレースに出走するダイメイプリンセス(6歳オープン)との併せ馬。ラスト1Fでハミを掛けられ、手綱をしごかれたが、手応え良く加速していく外の僚馬に、最後は半馬身遅れてフィニッシュ。4F55秒1-39秒6-12秒6をマークした。

 「去年の夏の頃の方が良かったかな。間もあいているしね。先々週から背中も痛いみたいで、治療しながらやってきた。トモの踏み込みも悪いし、その辺が不安だね」と森田師は偽らざる胸の内を明かす。「針治療をして、良くなってはきている。万全の状態ならいいんだけどね。ここを使って上向いてくれれば」と期待した。

 2戦ぶりに手綱を取るM・デムーロは「能力もスピードもある。久々に乗るけど、頑張りたい」と意気込む。昨年のスプリンターズSでは、既に引退した18年度最優秀短距離馬ファインニードルの2着。「今回は地力に期待」と師。明け4歳牝馬が、次代の主役候補として存在感を見せられるか。

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