【東京新聞杯展望】3頭出しの藤沢和厩舎-大将格タワーオブロンドンが重賞V3を決める

 過去3勝を挙げる藤沢和厩舎。4勝目に向けて3頭出しで臨むが、大将格はタワーオブロンドンだ。ここまで京王杯2歳S、アーリントCと重賞2勝の実績。6カ月半ぶりとなった復帰戦のキャピタルSは、道中しっかりと折り合い、ラスト3F32秒4の豪脚で首差2着。成長を感じさせるレースぶりで、あの内容なら3つ目のタイトル獲得が有力だ。

 逆転候補も同厩舎のレイエンダ。17年ダービ馬レイデオロの全弟。前走のチャレンジCは1番人気で6着に敗れたが、初となる関西への長距離輸送、そして古馬相手と厳しい条件が重なってのもの。素質の高さは疑いようがなく、仕切り直しの一戦で秘める能力を全開にする。

 元町Sを圧勝してオープン入りを果たしたインディチャンプ。上がり3F33秒2の決め手を駆使して、一気に突き抜ける強い内容だった。毎日杯3着など、早い時期から高い素質を示していたが、ここにきて2連勝とG1ホースを近親に持つ良血馬が本格化の兆し。まだまだ伸びしろは大きく、3連勝での重賞初制覇があっても驚けない。

 前走のマイルCSは14着に沈んだロジクライ。2番手で折り合いはついていたが、強豪相手のG1ではまだ力不足だった。ただ、G3では1、2、3、1着と結果を残しており、この顔ぶれなら実績は上位。昨秋に富士Sを制した舞台で反撃に出る。

 京都金杯は6着止まりのグァンチャーレだが、大幅な馬体増や、56・5キロのハンデが最後の伸びに影響した感も。オープンVの舞台で巻き返す。同13着のロードクエストも、差し脚が生きる流れなら一変も十分だ。

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