【競輪】太田竜馬がG3初優勝 鮮やかなインまくりで快勝
「玉藻杯争覇戦・G3」(3日、高松)
太田竜馬(22)=徳島・109期・S1が、G3初制覇を果たした。最終2角からインまくりを放ち快勝。鈴木庸之(新潟)マークから自力に転じた平原康多(埼玉)が2着。太田マークの小川真太郎(徳島)が粘り強く3着に入った。
デビューから2年半。選手生活のスタートを切った高松でG3初制覇を果たした。太田は「取れるとは思っていなかった。まだ現実が見えていないですね」と静かに喜びをかみ締めた。
レースは山崎が打鐘前から先行。太田は番手の園田が踏み遅れたところを見逃さず、3角で内を突いて山崎の番手を奪取。最終ホームで鈴木が逆襲して、太田は内に詰まったかと思われたが、2角でコースができた。「タイミングはここしかない」。瞬時の判断で一気のインまくりを敢行。S班の平原に2車身差をつける会心の勝利だった。
最高のムードで次走のG1・全日本選抜(8~11日・別府)を迎える。中四国勢の核として、次はビッグタイトルを目指して躍進する。