【共同通信杯展望】2歳王者アドマイヤマーズが無傷5連勝だ

 「共同通信杯・G3」(10日、東京)

 主役は始動戦を迎えるアドマイヤマーズ。昨年は父ダイワメジャー譲りの先行力と勝負根性を武器に、無敗で朝日杯FSを制して、最優秀2歳牡馬に輝いた。1週前追い切りは栗東CWでM・デムーロを背に3頭併せ。直線では単走となったものの、最後まで力強い動きで順調そのものだ。力の違いを見せつけて、無傷V5で皐月の舞台へ。

 京都2歳Sで重賞タイトルを手にしたクラージュゲリエ。道中は後方のインで脚をため、4角からスパート。直線に入ると2着馬との激しいたたき合いになったが、半馬身差で退けた。2走前の札幌2歳S3着時はイレ込みが目立っていたが、今回はそういったそぶりも見せず、気性面の成長がうかがえた。重賞連勝に期待が膨らむ。

 デビュー2連勝でエリートコースに乗ったダノンキングリー。前走のひいらぎ賞は不利と言われる中山マイル戦の大外枠だったが、中団外から手応え良く押し上げ、直線で一気に突き抜ける強い競馬。先々が楽しみになる勝ちっぷりだった。上記2頭の重賞勝ち馬は強力だが、休み明けの上に、あくまで目標は先。つけ入る隙はあるはずだ。

 船橋移籍後はひと息の結果に終わっているナイママ。しかし、3走前の札幌2歳Sではニシノデイジー(東スポ杯2歳SV、ホープフルS3着)の首差2着。3着クラージュゲリエは京都2歳Sを制し、4着馬も500万下特別を勝ち上がっており、ハイレベルな一戦だった。馬場が渋れば一変も十分ある。

 外国産馬のフォッサマグナは2Fの距離延長、重賞初挑戦と条件は楽ではないが、新馬戦は出遅れながらも、直線外から豪快に突き抜ける強い内容。将来性を感じさせる好素材で、軽くは扱えない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス