【京都記念】ステイフーリッシュ重賞2勝目へ上昇 中山金杯2着、本調子取り戻した

 「京都記念・G2」(10日、京都)

 2つ目のタイトル奪取へ、ステイフーリッシュが確実に調子を上げている。

 前走の中山金杯では3コーナーから徐々に位置を上げると、最後までしぶとく粘り込んで半馬身差の2着。チャレンジC3着に続く重賞好走で、ここに来て完全に本調子を取り戻しているようだ。テンションの高さが当面の課題だったが、「前走、パドックで引っ張ったが、落ち着いていた。以前とは消耗度合いが違うし、具合はいいと思う」と矢作師も順調ぶりを伝える。

 1月31日の1週前追い切りでは、中谷(レースは藤岡佑)を背に栗東坂路を単走。強めに追われて、4F52秒3-38秒1-12秒6をマーク。担当する藤田助手は「(昨年の)春先はカイ食いが悪く、不安定な時期もあったが、体が良くなってバランスが出てきた」と成長ぶりを伝える。

 今回は昨年5月に勝った京都新聞杯と同じ舞台。2番手から抜け出す完勝劇に、「実績もあるし、いい競馬ができると思う。成績的にも2000メートル~2200メートルは合っている」と同助手は自信を口にする。

 「成長期に入ってオンとオフがはっきりしてきた。能力はあるので期待している。胸を借りるつもりで挑みたい。(一歩先を走る)明け4歳世代との差を縮められれば」と気合は十分だ。

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