【共同通信杯】ゲバラ“革命”起こす!上積み大、府中9F戦も合う

 「共同通信杯・G3」(10日、東京)

 素質が違う-。ゲバラの新馬戦には、随所に大器の片りんが見て取れた。

 ゲートをゆっくり出ると、ダッシュがつかず後方2番手からの競馬に。だが、追走ぶりは余裕十分。3角過ぎから馬なりのまま徐々に進出すると、他馬の鞍上のアクションが激しくなるなか、軽く気合をつけられた程度で一気に前団をとらえ、最後は1馬身突き放してフィニッシュした。

 このレースぶりに伊藤大師は「4コーナーでは鳴くし、直線では物見をして外、内と寄れるし」と苦笑い。それでもきっちり勝ち上がった点を高く評価。「完成度では劣るかもしれないが、一度使っていい意味で馬に余裕が出てきた。柔らかみも出てきて、上積みは大きい。伸びしろの分で、ここに挑戦させようと決めた」と期待を寄せる。

 初戦で京都を選択したのは、中山が除外ラッシュだったことと、広いコースの方が合うと判断したため。「そういう意味で東京コースはいいと思うし、向正面が長い1800メートルという距離も合うと思う」と分析する。

 重賞勝ち馬2頭を筆頭に相手は一気に強化されるが、ゲバラという名の通り、今春のクラシック戦線へ向けて“革命”を起こす。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス