【競輪】奥井迪が地元立川で300勝達成記念セレモニー
「立川市営立川競輪・F2」(10日、立川)
F2・ガールズケイリンが開催中の立川競輪で奥井迪(37)=東京・106期・L1=の300勝達成記念セレモニーが行われた。
ガールズケイリン1番乗りの300勝達成は今年1月16日の高知2日目7R。奥井迪の代名詞である先行ではなく、最終1角4番手からのまくりで決めた。2014年5月14日に武雄でデビューしてから4年9カ月と6日、414走で通算300勝を達成した。
「ガールズで1番(乗り)がうれしい。300勝という数字は1つ1つの積み重ねの通過点。デビューしたときはこんなに勝てるとは思っていなかった。こんなに1着を積み重ねていることはすごいなと思う。300勝の中で1番の思い出はデビューした年に地元立川を初めて走ったとき(2014年6月20日)。初日に先行で逃げ切ったら拍手が起こった。他の競輪場ではなかったことなので、本当に立川のお客さんは温かいなと思いました」と振り返った。
今年のガールズグランプリ(12月28日)は地元立川開催。気合はパンパンに入っている。昨年は4年連続4回目の出場を目指したが、惜しくも出場を逃しているだけに、今年へ懸ける意気込みはガールズケイリン選手の中で1番強い。
「昨年のグランプリに出られなかったのは悔しいけど、その悔しさが今の自分には必要。3、5月のコレクションには出られないけど、目の前の1戦1戦を大事に走ることがグランプリにつながると思う。立川のお客さんの前でグランプリを走ることを目標に頑張っていきたい」と力強く抱負を語った。