【フェブラリーS】ゴールドドリーム完璧リハ 2年ぶりVへ6歳馬が本領発揮だ
「フェブラリーS・G1」(17日、東京)
2年ぶりのVへ-。昨年2着のリベンジに燃える17年覇者ゴールドドリームが13日、最終リハでパーフェクトな動きを披露した。
日差しが照り始めた後半の栗東坂路。ルメールを背に、馬場の外ラチ沿いを単走で軽快に駆け上がった。鞍上の手綱は持ったまま。楽な手応えで4F52秒1-37秒3-12秒0をマークした。
感触を確かめたルメールは「コンディションは良さそう。全く心配していません」と期待通りの動きに笑顔。見守った平田師も「テンはゆっくりに見えたが、この数字。余裕があったし、満足のいく動きだった」と内容に合格点を与えた。
2走前の南部杯ではルヴァンスレーヴに、前走の東京大賞典ではオメガパフュームの後じんを拝して2着。新興勢力に敗れ、にわかに世代交代がささやかれ始めたが、指揮官は「最優秀ダートホースのタイトルを、もう一度獲りに行く」と、白旗を上げるつもりはさらさらない。
手綱を託されたルメールも、反撃への手応えは十分。「(筋肉痛で一頓挫あった)前走はトップコンディションではないなか、頑張ってくれた。彼は直線の長い東京が好きだと思う。僕自身、まだこのレースは勝ったことがない。頑張りたいです」。筋骨隆々。パンプアップされた6歳馬が本領を発揮する。