【ボート】昨年ヤングダービーV!関浩哉が覇者の力見せる 記念戦線で責任感も

 「関東地区選手権・G1」(15日開幕、平和島)

 ボートレース平和島で「G1・第64回関東地区選手権」が、15日から6日間の日程で開催される。群馬、埼玉、東京の各支部からA1レーサーたちが集結し、関東チャンプの座をかけて戦いを繰り広げる。シリーズの行方を占うドリーム戦は初日12R「トーキョー・ベイ・ドリーム」、2日目12R「ピースター・ドリーム」の2本立て。初日は東京支部のエース・浜野谷憲吾、2日目は昨年SG2冠の毒島誠が1号艇で登場する。また、関東3支部の次代を担う関浩哉、佐藤翼、永井彪也ら若手レーサーの活躍にも期待がかかる。

 一躍、関東地区の新星として躍り出た。関がG1覇者として堂々と地区選に挑む。

 昨年9月に若手の登竜門、G1・ヤングダービー(浜名湖)で優勝。デビュー初VがG1優勝は、1988年に四国地区選を制した山下将人(引退)以来、史上2人目の離れ業で脚光を浴びた。しかも優勝戦はインからコンマ02の全速トップS。度胸満点の走りで栄冠を手にした。

 タイトルホルダーとして、すでに責任感も芽生えている。「今年に入って、芦屋と江戸川の周年記念に出させていただいた。地区選は結果を出したいと思っている」と記念戦線を経験したことを糧にするつもりだ。「G1は雰囲気の違いがあるけど、自分の気持ちとしては一般戦と変わらず、いつも通りの心構えで乗りたい」と集中力を高めて本番を見据える。

 平和島水面は昨年7月のルーキーシリーズ以来。予選突破の経験はないが、前回は5日目から最終日にかけて3連勝。決して相性は悪くない。「平和島は狭いという感覚はあるけど、嫌なイメージはない。しっかりとSを決められれば戦えると思う」と闘志は増すばかりだ。

 もちろん、ライバルたちは強力。身近な先輩レーサーも立ちふさがる敵となるが、学ぶことも多い。「2期先輩の椎名豊選手と、久しぶりに一緒に走れることが楽しみ。普段から一緒に練習させていただいて、レースに対する姿勢とか見習うことが多い。競い合って、追いつけ追い越せで結果を出したい」。スポンジのような吸収力で、走るごとにスケールアップ。華々しくデビュー初Vを飾った関が、今度は地区選の舞台でも大暴れする。

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