【ボート】ファン投票1位の大山千広が女子オールスター開催地児島でトークショー
「ガァ~コカップ」(17日、児島)
3月5日に児島ボートで開幕するG2・第3回レディースオールスターにファン投票1位で選出された大山千広(23)=福岡・116期・A1=が9R発売中にトークショーを行った。
14日に芦屋のG1・九州地区選を走り終え、各地のイベントに引っ張りだこの大山がステージに現れると、待ち受けていた大勢のファンから「チーちゃん、おめでとう」の大合唱。レディースオールスター第1位、18年の最優秀新人、2月5日の誕生日とさまざまな祝福の声が飛び交った。
住之江オールレディース最終日に23歳の誕生日を迎えた大山は「ナイターなので、朝ゆっくりとケーキでお祝い。同期の勝浦真帆さんにもプレゼントをもらいました」と誕生日は優勝戦2着。地区選最終日のバレンタインデーでは「出待ちの女性ファンの方から手作りチョコをもらってビックリ。女性に応援してもらえることはうれしい。女子と男子が戦って女子が勝つ競技は珍しい。そこがボートレースの魅力」と人気のレディース戦とは違う、男女混合戦の面白さもアピールした。
児島では昨年11月のオールディースで優勝。10月31日に引退届を出した母・大山博美さんに代わって追加参戦し、優勝するドラマチックな展開となった。「母はプレッシャーを与えないようにほとんどアドバイスはくれない。児島は優勝戦1号艇で初めての優勝。母に喜んでもらいたいと思って走った。記念になる優勝」と大ブレークのきっかけとなった児島での優勝戦を振り返った。
自分自身の性格を「マイペース、適当、心配症」と分析した大山は「緊張しない性格が良かったり悪かったり。緊張しないと勝てないし、し過ぎると疲れる。ギリギリまで怖いけど、最後は負けても死なないと思うようにしている」とうまくメンタルをコントロール。「レディースオールスターのドリーム1号艇はいつもの1号艇とは違う。絶対に逃げて1節間一生懸命に走る」と力強く宣言した。
大山はレディースオールスター本番まで、レースとレースの合間は各地のイベント出演で超多忙。児島入りもギリギリで、トークショー、写真撮影会後はすぐさま車で移動。ボート界のアイドルは水面同様に快足ぶりを発揮し、分刻みのスケジュールをこなしていた。