【弥生賞展望】ラストドラフト無傷3連勝だ
「弥生賞・G2」(3月3日、中山)
母に11年桜花賞馬マルセリーナを持つ良血ラストドラフトは、東京で新馬戦を制し、今回と同じ中山二千で行われた京成杯で重賞初制覇を達成。内容についても、4角で先頭に立ち、そのまま押し切る優秀なものだった。戸田師は「脚質に幅を見せてくれたので心強い」とレースぶりを高く評価。1冠目を前に、ふがいないレースはできないだろう。
札幌2歳Sと東スポ杯2歳Sを制したニシノデイジー。ホープフルSは3着に敗れたものの、直線で前が壁になり、追いだしが遅れるなどロスの多い競馬だった。高木師は「クラシックに向けていい競馬をしてほしいです」と期待を寄せている。
セントポーリア賞で2勝目をマークしたカントルは、昨年のダービー馬ワグネリアンの全弟。実戦を使うごとにレースぶりは良化し、前走は正攻法の競馬でVと中身は濃かった。中山コースへの対応も可能。兄同様に大舞台で頂点に立つためにも、ここで結果を出したいところだ。
ホープフルS5着から臨戦するブレイキングドーンも侮れない。ここでも素質は上位。舞台慣れが見込めるのもいい。3戦2勝、3着1回と底を見せていないサトノラディウスにも注目だ。