菜七子の師匠・根本師「培った技術生かせば絶対成績は上がる」 新減量ルール適用で
今週末、空前の“菜七子祭り”を目撃するかもしれない。藤田菜七子騎手(21)=美浦・根本=に、騎乗依頼が殺到しているという。何を隠そう、3月1日から適用される女性騎手恒久2キロ減制度により、平場のレースは3キロ減での騎乗となるからだ。一昨年に同様のルールを導入したフランスでは、女性騎手の戦績が軒並み急上昇。JRA唯一の女性騎手が、リーディング争いに加わる日はそう遠くないだろう。
菜七子の師匠である根本師は、騎手の減量特典について「3キロ減から2キロ減になっても、そこまで影響はない。ただ、2キロ減から1キロ減は結構こたえる。実際、しばらく菜七子も勝てなくて苦しんでいたね」と解説。本人は今回の“特別扱い”を嫌がっているかもしれないが、とした上で、「手綱の持ち方とかをいろいろ工夫して、ようやく1キロ減の乗り方に対応できるようになってきた。そうして培った技術で3キロ減になったら、絶対に成績は上がる」と、まな弟子の躍進を確信している様子だった。