【オーシャンS】モズスーパーフレア豪快4F50秒7 初のタイトルへ視界良好
「オーシャンS・G3」(3月2日、中山)
カーバンクルSを完勝して挑むモズスーパーフレアは27日、栗東坂路で隙のない最終リハーサルを披露した。余裕の手応えで4F50秒7-37秒1-12秒3のタイムを叩き出し、初の重賞タイトル奪取を視界に捉えた。
高速馬場ではあったが、さすがの時計、そして動き。見届けた音無師は「いつも通り、良かったと思います。他の競馬場でも走れると思いますが、中山はこれまで使ってきて環境にも慣れている。安定していますからね」と冷静に分析した。
近4走のうち3走が中山芝1200メートル。前走を含め、当舞台では〈2・1・0・0〉と高い適性を示している。特にここ2走は、長距離輸送をこなしながら大きなプラス体重を計測。ビルドアップにも成功し、間違いなく力強さが増している。
「中京は逃げ切るのが難しいからね。まずはここで、しっかりと頑張ってほしい」と期待を込める。大一番となる高松宮記念への思いは、ひとまず封印。“ホーム”でスピードを全開し、G3奪取で勢いをつける。