「大阪杯・Ｇ１」（３１日、阪神）

　上昇ムードだ。ステイフーリッシュは２１日、藤岡佑を背に、朝一番の栗東坂路で併せ馬。鞍上の追いだしにもしっかりと反応し、併せたケイツーテソーロ（３歳未勝利）と競い合うように末脚を伸ばす。最後まで脚色が鈍ることなく、４Ｆ５２秒５－３８秒０－１２秒４のタイムで併入した。

　見届けた藤田助手の表情も明るい。「佑介も“良かった”と言っていた。順調に来ているし、いいと思う」と声を弾ませる。前走の京都記念は、前をとらえ切れずに首差２着に敗れたが、「勝ち馬にうまく乗られたね。直線ではミスステップもあったので」と悲観する様子はない。

　その後は短期放牧を挟み、丹念に調整を重ねてきた。「リフレッシュはできている。絶好調ではないけど、状態はいいし、あと１０日くらいあるからね」と前を向く。念願のＧ１初制覇に向けて、さらに状態を上げて大一番に臨む。