【競輪】脇本時代の幕開け “二刀流”でG2初制覇、目標は東京五輪金メダル

 「ウィナーズカップ・G2」(24日、大垣)

 脇本雄太(30)=福井・94期・SS=が最終1角3番手からまくりで優勝。G2初優勝を成し遂げた。脇本マークの浅井康太が2着、3着に郡司浩平が入った。9Rで行われたガールズケイリンコレクション2019大垣ステージは最終バックからまくりを決めた小林優香(25)=福岡・106期・L1=が制した。

 脇本時代の幕開けだ。競輪と自転車競技の“二刀流”で大活躍の脇本が自身の19年国内開幕戦でG2初優勝を達成。「優勝できてホッとしました」と圧倒的支持を受けての優勝に胸をなでおろした。

 昨年はG1・2勝。年末にはグランプリ初出場(5着)も果たした。今年に入ってからはW杯、世界選手権と海外のレースを転戦。久しぶりの競輪でレース勘が不安視されたが、準決までは村上博幸、三谷竜生、山田久徳とマークした選手が次々と離れる規格外の機動力を発揮。決勝は山崎賢人の仕掛けに乗り、最終1角から豪快まくり。追走した浅井とワンツーを決めた。「自分が仕掛けたいタイミングで山崎君が行ってくれた。運がいいなと思いながら踏んだ」と笑顔でレースを振り返った。

 2020年東京での金メダル獲得が目標だけに、G2初Vで浮かれた様子は全くない。25日からはナショナルチームのブノワコーチによる地獄のトレーニングが再び始まる。今回の祝勝会では大好きなビールは飲まず、ソフトドリンクで翌日からの練習に備える。「自転車は満足しているけど、体はまだまだ鍛えられる。ナショナルチームの練習をしっかりトレーニングして脚力を積み上げていきたい」。日本の競輪界を背負う男が狙う次のターゲットはG1最高峰の日本選手権優勝だ。

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