【皐月賞】1番人気のサートゥルナーリアが、4戦4勝で皐月賞馬に
「皐月賞・G1」(14日、中山)
単勝1・7倍の断トツ人気に応え、4戦4勝でサートゥルナーリアが牡馬クラシック1冠目をもぎ取った。
好スタートからすんなりと好位6、7番手を追走。4角手前では馬なりのまま先行集団に取り付くと、楽な感じで急坂を駆け上がる。最後は内から伸びてきたヴェロックスとの競り合いとなったが、これを頭差抑え、1分58秒1の好タイムで、2005年ディープインパクト以来、14年ぶりに無敗の皐月賞馬となった。年明け初戦&前走から中106日での皐月賞Vは史上初めてとなった。
ヴェロックスと馬体が接触したゴール前の出来事が長い審議の対象となったが、初コンビで史上9人目のクラシック完全制覇を成し遂げたクリストフ・ルメール騎手は「直線はスタンドを気にして少し内にモタれてしまった。でも、すぐに反応してくれた。調教でもいい動きだったし、自信を持って乗った。きょうは休み明け。ダービーではトップコンディションになるでしょう」と、早くも競馬の祭典・2冠目に視線を向けた。
2着に4番人気のヴェロックス、内をすくった3番人気のダノンキングリーが3着。2歳王者アドマイヤマーズは4着だった。