【青葉賞】重賞初挑戦のリオンリオンが鮮やかな逃走劇を決めた

青葉賞を制したリオンリオンと横山典弘騎手(右から2人目)
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 「青葉賞・G2」(27日、東京)

 名手・横山典の真骨頂だ。5番人気のリオンリオンが鮮やかな逃げ切り勝ち。競馬の祭典へ、堂々と名乗りを挙げた。

 2番枠から好スタートを決めると、迷うことなく前走に続いて主導権。縦長の流れとなったが、人馬の呼吸はピッタリ。4角入り口でグッと後続を引きつけるが、直線を向いてラストスパート。外からランフォザローゼスがグイグイ迫ってくるが、最後にもうひと踏ん張り。これを鼻差振り切り、2分25秒0のタイムで、重賞初挑戦Vを決めた。

 横山典弘騎手は「いつも通り、馬のリズムで。うまく走れていたし、最後は脚を使ってくれると思っていた。能力を十分に発揮できたんじゃないかな。本番まで時間は短いけど、まだ良くなって欲しいところがあるので、松永(幹夫)先生にはうまく仕上げてもらって、本番を待ちたいね」と笑顔。ロードヴァンドールで挑む、日曜の天皇賞・春へはずみをつけた。

 2着に1番人気のランフォザローゼスが入り、上位2頭がダービー(5月26日、東京)への優先出走権を手にした。3着は中団から伸びた3番人気のピースワンパラディだった。

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