「オールスターオートレース・ＳＧ」（３０日、浜松）

　不死鳥の高橋貢（４７）＝伊勢崎・２２期・Ｓ＝が、開催４日目９Ｒの準決勝戦で圧勝し、オールスター６回目、ＳＧ２２回目の優勝に王手をかけた。ＳＧの優出は７１回目で、オールスターでは４年連続１５回目となる。

　スタートで２枠の内山高秀（伊勢崎）に先制されて、１枠の高橋は４番手に置かれた。しかし、すぐに２番手まで追い上げ、２周３角で内山をまくって豪華に抜け出した。あとは後続を引き離す一方で、ゴールでは２着の内山に約４０メートルの大差をつけた。

　「あんまり遅れていなかったから、落ち着いていった。乗りやすくて、コーナーで攻められた。明日は新品ヘッドで練習してみる。優勝戦に乗ることではなく、優勝することが目標」

　何度も復活劇を見せてきた不死鳥だけに、５月１日の１２Ｒ優勝戦で、令和の初代チャンピオンに輝くシーンは十分ある。