【NHKマイルC】アドマイヤマーズ100%の出来 中2週も疲労感なく状態良好

 「NHKマイルC・G1」(5日、東京)

 4戦4勝のマイルで2つ目のG1タイトルを狙うアドマイヤマーズが1日、栗東坂路で最終リハを行った。皐月賞から中2週を感じさせない、リラックスした走り。“令和初”のG1獲りへ視界は良好だ。ニュージーランドT3着のヴィッテルスバッハは美浦Wで併せ馬。軽快な動きで状態の良さをアピールした。ファンタジストも栗東坂路で力強い走りを披露。皐月賞13着からの巻き返しを狙う。

 距離短縮は歓迎だ。3歳マイル王の座は譲らない。新時代の幕開けとなった水曜の朝。2つ目のG1タイトルを狙うアドマイヤマーズは、冷たい雨が降り注ぐ栗東坂路で単走追い。リズム感ある走りで、ゆったり脚元を確かめるように登坂。4F56秒6-41秒3-12秒9のタイムで調整を終えた。

 「先週ある程度やって体はできている。しまい1F、気合をつける程度でやりました」と友道師は追い切りの意図を説明。皐月賞から中2週と間隔は詰まっているが、その疲労感はなく、状態は良好に映った。

 「いい感じで仕上がって、100%の出来だった」と振り返った皐月賞が4着に敗れ、デビュー以来初めて連対を外した。「この馬の持ち味である持久力勝負に持ち込めなかった。上位3頭が動く前に動きたかった」と悔しさをにじませる。

 とはいえ、いつまでも引きずっていられない。「マイルは一番いい成績」と前を向くように、昨年暮れの朝日杯FSでは、のちの桜花賞馬グランアレグリアを問題とせず。2歳王者の勲章を手にしたマイルの舞台は4戦4勝だ。

 トレーナーは「筋肉ひとつひとつにメリハリがついて、大人の体形になった。もともとゲートがいい馬。折り合いはつくし、ある程度前につけて、朝日杯の時のイメージで」と成長点を挙げながら、レースプランを描く。「(令和になって)初のG1なので、勝ちたいですね」とVへの思いを口にした。

 いまだ負けなしのマイル戦。己の能力を最大限に発揮し、再び頂点をつかみ取る覚悟が伝わってきた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス