福永 父の故郷で“ダービー連覇”へ決意 高知競馬で「第10回福永洋一記念」
高知県出身の伝説の天才ジョッキーをたたえる「第10回福永洋一記念」が2日、高知競馬場で行われ、レースに先駆けて「スペシャルトーク」が催された。
2部構成で、第1部では昨年のワグネリアンでダービーを制した福永祐一騎手(42)=栗東・フリー=と友道師をはじめ、福永がダービー初騎乗の98年キングヘイローを管理した坂口正大元調教師、13年に2着のエピファネイアを管理した角居師らと、過去のダービーを振り返った。第2部ではフリーアナウンサーの草野仁も加わり、思い出話に花を咲かせた。
ダービージョッキーとして父の故郷、高知へ“凱旋”した福永。「平成最後に獲れたのは大変名誉なこと。また連覇できる資格を持っているのは僕しかいない。まずは騎乗馬を確定させて、しっかり準備したい」とアピールした。
洋一氏(70)はレース後の表彰式に参加。場内のファンからは温かい拍手が送られ、福永は「10回も続けられて、こんなに大切にしていただいて、関係者には感謝しかありません」と涙ぐんでいた。