【NHKマイルC】ワイドファラオ進化実感 軽快なフットワークで好感触
「NHKマイルC・G1」(5月5日、東京)
ワイドファラオは2日、栗東坂路を馬なりで単走。軽快なフットワークで4F55秒8-41秒2-13秒1を計時した。辻野助手は「先週までにしっかりとやっているので、サッとやりました。気持ちは入っているし、いい雰囲気で臨めそう」と好感触。調整は順調な様子だ。
デビュー3戦目となった昨年末の中京未勝利戦を突破すると休養へ。5カ月ぶりでプラス12キロの馬体重で迎えた前走のニュージーランドTでは、好スタートを決めてハナに立つと、最後まで先頭を譲らずに逃げ切り。重賞初挑戦で見事に勝利を飾った。「昨年の暮れは体の張りが物足りなかったが、筋肉が増えて体が締まったし、いい形をキープできている。カリカリするところはなく、どっしりとして、前向きに走ってくれる」と心身の成長を実感していた。
ニュージーランドT組は過去10年で5勝と相性のいいステップだけに、期待感は大きい。「スタートがいいので控えても問題はない」と自在に構えるつもりだ。レースセンスの良さを武器に、次は3歳マイル王の座を狙う。