【ボート】福岡オールスターカウントダウンコラム5
「ボートレースオールスター・SG」(21日開幕、福岡)
関が2回目のSGに挑む。初出場を果たした3月のクラシック(戸田)は未勝利。4日目には落水するなど成績は振るわなかった。悔しさを味わったが、今回も「楽しみ」と前向きに臨む。「クラシックはきつかったけど、いい経験にはなったと思うので、またいろいろ経験できるはず」と大舞台を待ちわびている。
もちろん、反省も忘れていない。SGでは進入からシビアな駆け引きが要求されることを思い知らされた。特に福岡水面はダッシュに引ける距離が短く、コース取りが重要となる。「福岡は外が利かないイメージ。3月のクラシックは進入でかなり動かれてしまったし、今回は緩めないように、気持ちの強さを持てるように頑張りたい」と覚悟を決めている。
ファン投票による出場が基本のオールスターだが、今回は委員会推薦枠で参戦。昨年9月のヤングダービーでG1初出場にして初優勝を決めた偉業が評価された。「調整力がまだまだ足りない。SGやG1を走って、見えてきたものよりも、課題のほうが大きい。これからも勉強だと思って」と常にチャレンジャー精神。昨年、G1舞台で頂点まで駆け上がった関の走りに注目だ。 (岡 浩司)
【次回は注目選手・吉川元浩】