【競輪】松山全プロ記念のSPR賞は太田竜馬が制圧 打鐘4角カマシでVゴール
「全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」(26日、松山)
12Rでスーパープロピストレーサー(SPR)賞が行われ、太田竜馬(23)=徳島・109期・S1=が、打鐘4角8番手からカマシを決めて1着。初めてSPR賞を制した。太田マークの小倉竜二(徳島)が2着、打鐘で出切って、小倉を追走した郡司浩平(神奈川)が3着に入った。
太田が狙い澄ました一撃を決めて快勝。「このメンバーで優勝できて自信になります」と笑みを浮かべた。
太田は前受けからのレースとなり、赤板過ぎに引いて、8番手から仕掛けのタイミングを待った。そして、打鐘4角から一気にスパート。直線で番手を回る小倉との一騎打ちになり、見事に振り切ってゴールを駆け抜けた。
躍進する四国勢のエース格として充実ぶりが光る。今後はG1タイトル獲得へ期待が高まる。「力を出し切れるようになり、少しずつ自信がついてきた。スピードに磨きをかけて、まず決勝に乗りたい」。次のG1(高松宮記念杯=6月13~16日・岸和田)を見据えた。
27日に松山で行われる全日本プロ選手権では、チームスプリントに出場。競技でも輝きを放つ。