【ボート】吉川元浩がSG連続V 平成最後に続き令和初の福岡オールスターでも優勝
「ボートレースオールスター・SG」(26日、福岡)
令和最初のSGは、吉川元浩(46)=兵庫・79期・A1=が制した。予選トップ通過で準優に続いて、優勝戦もインから逃げ切り勝ち。優勝賞金3900万円を獲得した。2着は白井英治、3着は峰竜太。吉川のSG優勝は3月のクラシック(戸田)に続いて3回目。
新時代の幕開けも吉川だった。“平成最後”に続いて“令和初”でも栄冠。時代をまたいでSG連続優勝を飾った。 完璧な逃走劇。2コースの峰がヘコむ厳しいスリット隊形も心配無用だった。「準優と同じところから同じタイミングで行けた」とコンマ07のトップタイS。あとはエンジンが連れて行ってくれた。「優勝戦のメンバーはエンジンを出してきていたが、その中でも伸びは抜けていた」と危なげなく1Mを先取りした。
福岡は07年のグランプリでSG初制覇を決めた思い出の水面。「あのときは、めちゃくちゃ泣いた」と振り返る。だが、今回はウイニングランでも笑顔。「福岡はこちら側からファンの人たちがよく見えるし、地鳴りのような声援が独特な感じ」と満足げに話す。 これで年間の獲得賞金は早くも9900万円に到達。今年前半での1億円超えも現実味を帯びてきた。「これまでSGではいいエンジンを引けずに苦戦したが、今は一気に引けている感じ」と勢いは抜群だ。
次回SGのグランドチャンピオン(6月18~23日・多摩川)では、史上3人目となるSG3連続Vの記録もかかる。賞金バトルをぶっちぎりで独走する46歳は「目の前のレースをこれからも頑張りたい」と全力投球を誓った。