石神&オジュウチョウサン 感謝を胸に夢舞台へ

 水曜朝。美浦南馬場に、主戦・石神を背にしたオジュウチョウサン(牡8歳、美浦・和田郎)が登場した。24日に美浦へ帰厩し、再度の平地G1挑戦となる宝塚記念(6月23日・阪神)へ向けて調整されている。

 ファン投票の第1回中間発表では、そうそうたるメンバーの中で8位に入った。ハードル界ではG1・6勝を誇る“絶対王者”だが、平地ではまだ2勝の条件馬。出走を確実なモノにするためには、特別登録を行った馬の中で、ファン投票の上位10頭に入らなければならない。

 「ファンの方々には感謝の言葉しかないですね」-。こう語るのは石神だ。昨年は有馬記念(9着)を含めた平地3戦を武豊の手綱で戦った。しかし今回は、石神の手綱で大きな夢を追う。自身にとっては平地G1初挑戦だが、「G1だからというより、オジュウに乗れるのがありがたいことです。それがレースでなくて調教でも。ボクにとっては特別な馬ですから」と、しっかりとした口調で感謝の気持ちを示す。

 ハードル界のゴールデンコンビが、平地G1でどんな走りを見せてくれるのか。しっかりと見届けたい。(デイリースポーツ・小林正明)

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