【宝塚記念】レイデオロ復活だ ルメール「内回りがポイントに」

 「宝塚記念・G1」(23日、阪神)

 応援の声を復活のパワーに変える。ファン投票で7万2805票を獲得し、出走馬中トップ(1位アーモンドアイは回避)で選出されたレイデオロ。ドバイの悪夢を振り払うべく、春のドリームレースVに乗り出す。

 前年4着の雪辱を期して挑んだドバイシーマCは6着惨敗。装鞍までメンコを装着するなど、テンションを上げないための対策を施したが、レースでは平常心を失った。ハナを切る慣れない展開に体力をそがれ、最後の直線は力なく後退した。「2年続けてエキサイトしてしまった。ナイター競馬が良くなかったのかな」と振り返った藤沢和師。ただ、「今度は走り慣れている日本。あんなことはない」とキッパリ言い切った。

 調整は順調だ。福島県のノーザンファーム天栄から5月22日に帰厩。1週前は美浦Wでルメールを背に追われた。「良かったね。折り合い、フットワークは完璧。来週も同じくらいやれば、トップコンディションに持っていける」と鞍上の歯切れもいい。

 主戦は「距離はちょうどいいけど、宝塚記念は内回り。そこがポイントになる。反応に時間がかかるので、いいペースが必要」と攻略のイメージを膨らませる。ファン投票1位の支持を集めた昨年の有馬記念は小差2着。グランプリの借りはグランプリで返す。

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