【ラジオNIKKEI賞】地元・田辺導いた!ブレイキングドーン重賞初奪取

 「ラジオNIKKEI賞・G3」(30日、福島)

 これまで戦ってきた相手が違うと言わんばかりに、3番人気のブレイキングドーンが快勝。地元出身の田辺に導かれ、外から豪快に伸びて重賞初制覇を決めた。

 アキビンゴが勝った82年以来という不良馬場。道中は荒れていない馬場の外を回りながら、中団のやや後方のポジションから徐々に進出。直線に入った時には抜群の手応えだった。鞍上は「馬場の悪い内に押し込められるのが嫌だったので、外枠を引けたのが良かった。最後も後ろからかわされるような感じはなかったし、強い相手に善戦してきた力を感じました」と納得の笑み。自身にとっては14年七夕賞(メイショウナルト)に次ぐ、2度目の地元重賞タイトル獲得となった。

 史上6人目となるJRA全10場重賞制覇を達成した中竹師も笑顔がこぼれる。「道悪は決して得意ではないが、状態が良かったからね。これで秋は胸を張って、大きいところに出られます」。今後は大山ヒルズ(鳥取県)でのリフレッシュ放牧を経て菊花賞(10月20日・京都)へ。秋のひのき舞台に向けて大きく弾みをつけた。

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