【セレクトセール2019】ディープ産駒4億7000万円!近藤オーナー爆買い
「セレクトセール2019」(9日、ノーザンホースパーク)
2日目は当歳馬のセリが行われ、ディープインパクト産駒「タイタンクイーン19」と“アドマイヤ”の冠名で知られる近藤利一氏が国内のセール史上4位となる4億7000万円で落札した(※価格は全て税抜き)。
2日連続で一番の高値馬を購入したのはアドマイヤ軍団の総帥・近藤利一氏。「タイタンクイーン19」(牡、父ディープインパクト)を今年の当歳馬最高額、国内セリ史上4位となる4億7000万円で落札した。1億円スタートから、最初のひと声で2億5000万円に。3億、4億円と跳ね上がる前評判通りの高騰ぶりだった。前日の1歳馬セリで「ミュージカルウェイ18」を最高額3億6000万円で落札したことに続き、場内を大いに沸かせた。
12年から7年連続でリーディングサイヤーに輝くディープインパクトだが、今年は体調不良によって3月末から種付けを中止。来春産まれる産駒は20頭ほどでもあり、当歳馬もいつも以上に人気を集めた。「約束していたことを実現できてうれしい。友道(師)がきのうよりもこっちの方がいい、と。素晴らしいと言うので」と近藤氏は購入した理由を語った。
オーナーは2日間で約12億円の爆買い。「2週前に抗がん治療を終えた。今年は(セリに)行けないかと思ったけど、このセリのために生きていてよかった」。病気を克服し、セリを活性化させたことを喜んだ。