ディープの池江元調教師もショック「まさか、こんなに早く逝くとは」
史上2頭目の無敗の三冠馬となったディープインパクトがけい用先の社台スタリオンステーションで死んだことが30日、分かった。
現役時代に管理した池江泰郎元調教師も驚きを隠せなかった。「けさ、連絡を受けました。今年は20頭くらいしか種付けをせず、その後も大事にしてもらっていたと聞いたのですが…。まさか、こんなに早く逝くとは」と沈痛な様子だった。
史上2頭目の無敗の3冠馬となり、天皇賞・春、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念とG1を7勝。2006年の凱旋門賞は3位入線も禁止薬物使用で失格にもなった。
「思い出はたくさんあって、何をしゃべっていいのか分からない。この馬にはいろんなものをもらった」と振り返り、「ぼくにとっては宝だったね。競走馬としても種馬としても、最高の成績を収めていた。今は冥福を祈るだけ。もう少し長生きしてほしかった」と話した。
ディープインパクトを現役時代に担当した市川明彦厩務員(現在は千田輝彦厩舎で厩務員)も「種牡馬として日本の競馬界をリードしてくれましたし、日本の競馬を変えてくれた馬。ちょっと早過ぎますね。長生きしてほしかったです。残念です」とコメントした。