【ボート】2世レーサー・柳瀬幹太が児島で水神祭 3連単は15万円超の高配当
「第37回天領杯」(21日、児島)
最終日を迎えた児島ボート1Rで柳瀬幹太(20)=山口・124期・B2=がデビュー5節目、39走目で初勝利を飾った。レースは1号艇の立間充宏と4号艇の井川真人(ともに岡山)が激しく先頭を争い、1周2Mで競り合う展開。1周1M全速ターンで3番手につけていた柳瀬が1周2Mで冷静に差して逆転。立間の猛追を振り切り初勝利のゴールを駆け抜け、3連単は15万2550円の高配当となった。
父は現役ボートレーサーで大の阪神ファンとして知られる柳瀬興志(50)=山口・73期・B1。息子の柳瀬も高校まで野球部で活動し「幼稚園の頃から洗脳されていつの間にか阪神ファン。進路を決める高校2年の時、小柄な体形に合う職業はボートだと思った」と父と同じボートレーサーの道を選んだ。令和元年5月デビューの124期は修了記念競走チャンプの末永和也(佐賀)がデビュー節で初勝利を飾り既に2勝。滝沢峻(埼玉)、一色凌雅(愛知)ら2世レーサーが注目されている。
「同期の存在は刺激になる。台風で1日延びて父が出場している徳山と最終日が同じになったのでいい報告ができる。父は2走目で初勝利。父と同期の荒井輝年さん(岡山)にも水神祭で祝ってもらった。3連単に絡める走りをしてまずB1へ。いつか大きな舞台で走りたい」としっかりとした口調で目標を掲げた。児島でプロとしての第一歩を踏み出した柳瀬の今後に注目だ。