【ボート】大村ボートレースメモリアルカウントウダウンコラム6
「ボートレースメモリアル・SG」(27日開幕、大村)
地元・長崎支部からは原田幸哉、中村亮太、桑原悠の3人が出場する。大将格の原田が並々ならぬ決意で臨む。
原田は2017年4月1日付で長崎支部に移籍。同支部の選手として、初めて大村でのSG開催を迎える。そして、今年6月のSG・グランドチャンピオンで弟子の柳沢一がSG初優勝したことが大きな刺激になっている。
原田もグラチャンでは予選突破したものの、準優4着で敗退。それでも柳沢のSG初制覇を「本当にうれしい」と自分のことのように喜んだ。その一方で、「負けていられない」と闘志に火がついている。SGでの優勝は09年チャレンジカップまでさかのぼり、優出でさえも、12年メモリアルから遠ざかっている。この現実には「信じられない」と悔しさを口にする。
大村での205勝は出場メンバーの中で断トツのもので、優勝10回は中村亮太と並んでトップに立っている。名実ともに地元のエースが、全国のボートレース場から選出された強豪を迎え撃つ。「どれだけ結果を残すか。僕は僕で頑張る」。これまで以上に強い気持ちで、地元SG、そして10年ぶりとなるSG制覇に懸けている。