【小倉2歳S】カイルアコナ順調 絶好調男・川田とのコンビで夏の小倉締めくくる
「小倉2歳S・G3」(9月1日、小倉)
“夏コク”ラストをきっちり締めくくるか。28日、雨が降りしきるなか、カイルアコナは川田を背に栗東坂路でパーティナシティ(3歳未勝利)と併せ馬。人馬の呼吸を確かめるようにリズム良く登坂し、軽快な動きでパートナーに半馬身先着した。
4F57秒0-41秒1-13秒0に、高橋忠師は「馬場も良くなかったし、輸送もあるので感触を確かめる程度にやりました。しっかりと乗り込めていると思います」と調教の意図を説明し、目下の順調ぶりを伝える。
今回と同舞台の新馬戦で、後続に4馬身差をつける快勝劇を見せた。「中間は暑かったのでどうかなと思ったが、乗り越えてくれた。完成形ではないし、欲を言えばもうひと回り体が成長してほしいが、小倉は競馬がしやすいので」。注文が付くのも期待値の高さゆえだろう。「雨だと条件は良くないが、馬場のいいところを通ってどこまでやれるか」と指揮官は理想の展開を思い描いた。
コンビ2戦目となる川田はJRA重賞騎乗機会4連勝中。さらに先週のWASJで総合優勝を達成するなどまさに“絶好調男”。鞍上の勢いのままに連勝を決める。