【札幌2歳S】レザネフォール軽快 三浦も満足「いい内容」
「札幌2歳S・G3」(31日、札幌)
木村厩舎2頭が抜群の動きだ。未勝利戦をレコードで制したゴルコンダ、新馬戦完勝のダーリントンホールは札幌芝で併せ馬。ともに文句なしの走りで最終リハを消化した。札幌ダートで軽快なフットワークを見せたレザネフォールも、好気配を漂わせている。
付きっきりで調教に騎乗する鞍上に、レザネフォールが軽快なアクションで応えた。21日の1週前、そしてレース開催日の25日にも騎乗した三浦を背に28日、レザネフォールは札幌ダートに登場。緩いペースで進んだ序盤で折り合いに問題がないことを確認すると、直線では外ラチ沿いをスムーズに加速。5F69秒6-39秒6-12秒5。馬なりのままでも、力強いストライドを繰り出した。
好素材に三浦はゾッコンだ。「2戦目こそテンションに注意しなければならない。夏を越えて秋、そして先へと成長する馬ですから」と将来を見据えて、大切に歩んできたことを強調。「トモの使い方が良くなり、気持ちも乗ってきた。フットワーク、自分とのリズムを確かめて、とてもいい内容」と成長する姿に満足げな表情を浮かべた。
新馬戦は好位から抜け出して首差の1着と、派手な勝ちっぷりではなかったが、三浦は「調教以上に内容が良くて、センスを感じた」と操縦性の良さを強調する。池江厩舎にとっても、昨年1番人気のクラージュゲリエで3着に負けた一戦。期待のコンビがうっぷんを晴らす。