【セントウルS】カイザーメランジェ夏制圧だ マラソン川内級“不屈の魂”で挑む
「セントウルS・G2」(8日、阪神)
現在、サマースプリントシリーズで首位に立つカイザーメランジェが、王者獲得に向けて最終戦に挑む。函館スプリントS制覇後はアイビスSD7着、キーンランドC12着とひと息の成績。中野師は「2走前はレース中盤で他馬に挟まれたし、前走は札幌の馬房が合わず、気持ちの問題で力を出せなかった」と敗因を分析。悲観はしていない。
シリーズ4戦目とあって、気になるのは体調面だ。師は「さすがに絶好調までは」としながらも、「この馬はマラソンの川内優輝選手みたいなところがあるから」と説明。公務員時代、多くの実戦に参加しながら調整し、世界の舞台で戦ってきた不屈のランナーを例えに挙げた。諦めず、貪欲に頂点をつかみに行く。